採用内定者のご家庭を訪問

3月2日（土）　

　本年度の入社が決まった最後の内定者のご家庭を訪問させて頂きました。

ご自宅は、神奈川県金沢区、最寄り駅は京急電鉄金沢文庫駅。鎌倉時代中期に金沢文庫（武家の図書館）を創設した北条実時の居館（現称名寺所縁の地）があったことから、この地で呼ばれた名称が「金沢文庫」。かつて源頼朝が打倒平氏を掲げ安房（現在の千葉県）で挙兵した折、付き従った武将が川越の地名にもなる豪族、河越太郎重頼（娘が義経の正妻として嫁ぐことになるなど、武蔵七党の武将）。頼朝と共に相模の国（現在の神奈川県）に入り鎌倉を制圧。伊豆の豪族北条家は頼朝の姻族となり、武家の時代を動かすことになる。北条実時の先祖も北条一族として幕府擁立に参加、金沢の館は川越から参戦してきた武士たちの宿舎（駐屯地）にもなったであろうと想像してみました。

　そのような縁（？）が、我社とのマッチングに影響したかどうかは分かりませんが、家族思いにあふれた素敵なご一家でした。お父様も川越には仕事で何度か通われたことがあるとのこと。ご自宅より遠く離れた地での、社会人スタートに、ご両親とも「心配はしているが、不安はない。本人を信頼している」と、暖かい眼差しで最愛の息子を思いやっているのがとても印象的でした。

建築の道を志したのはこの就職活動からとの内定者、ご両親もさぞかし驚かれたと思いきや、息子が目指す道をしっかりと後押しすると力強くエールを贈って頂きました。全社を上げてなくはならない人材に育てて参ります。