地元に愛され50年、絆を大切にする経営
第5弾は、株式会社牛村水道工業です。 川島町の農家の長男として生まれた牛村惠一会長は、学校卒業後、川越の老舗の水道工事店に就職。その工事店では誰よりも努力し、高い施工技術を身に付け、豊富な人脈を大切にすることで、人との信頼関係を築けることを若くして学んだと述懐されました。昭和42年26歳、まだ畑のど真ん中にあった東上線霞ヶ関駅の裏(北側)に水道工事店を立ち上げました。(当時の売り上げの倍以上の投資で取得したこの土地は、現在霞が関駅北口広場になっている)川越市指定水道工事店の看板を掲げ、以来50年、地域に信頼される水道工事店として、ひたすら地道に歩んでこられました。 | 設備配管図を3Dにした図。 |
「絶対に人を裏切らない、お世話になった人とは生涯お付き合いしていく」がモットーの牛村会長。創業時に支援して下さった方が亡くなられ、ご子息の代になってもそのご家族とのお付き合いは続いています。“絆”を大切にする、そうした思いは永く牛村水道工業の原点として引き継がれていくことでしょう。 そして平成29年4月創業50年の節目、牛村淳一2代目社長にバトンタッチ。牛村新社長を支える現社員の平均年齢は40歳。IOTなど新しい技術も積極的に取り入れ、また多様な人材を求めています。3DCADを駆使し、設備配管図を立体的に表現することで、お客様へのより分かり易い説明、職人たちへのより明確な指示に繋がる為、その努力を惜しみません。次の時代に引き継ぐものはとの質問に牛村新社長は、「仲間感のあふれた職場をつくる」と満面の笑顔で答えてくれました。 牛村新社長には3人の男のお子さんがいて、インタビュー当日は、一番下のお子さんが事務所で元気に遊んでいました。牛村水道工業は次の時代も盤石です。 |