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「日・米・独オオカミシンポ2015:復活と保護」が開催されました。
国際シンポジウムの開催
日・米・独オオカミシンポ2015:復活と保護 in 川越
2015年6月8日、ウェスタ川越の多目的ホールで、「日・米・独オオカミシンポ2015:復活と保護」というテーマで国際シンポジウムが開催されました。主催は一般社団法人日本オオカミ協会。岩堀弘明会長が埼玉県支部長を務めており、当社役員室が事務局になっています。 日本では頂点捕食者であったオオカミが明治時代に絶滅して以降、シカやイノシシが増殖し、それに伴う自然生態系の破壊は看過できない社会問題となっています。 アメリカ、ドイツから専門家を招き、日本の学者(協会 丸山直樹会長)を含めた3名それぞれが基調講演を行い、生物多様性の確保のためのオオカミ導入の必要性、オオカミ導入により生態系の修復に成功した米・独の先進事例を学びました。 後半のパネルディスカッションでは会場から質問事項を集め、主な問題を取り上げ、専門家たちが答えていく、という形式で進められました。 地元代表として、笠原啓一、田島哲也両氏にもパネリストとしてご参加いただき、体験を発表して頂きました。 同時通訳ということで、レシーバーを利用した関係で、定員300名限定としていましたが、応募総数は360名を超える盛況ぶりでした。 このシンポジウムは全国6会場で開催されましたが、川越会場が最も広く、集客数も最多でした。事前にメディアや各種団体、教育関係機関に周知したこともあり、大成功に終わりました。 川越会場においては、独自の企画として同日「世界のオオカミ学者とこども達との交流会」を開催しました。 市内の中学生を中心に約50名のこども達が参加し、オオカミ導入についての率直な質問をオオカミ学者の皆さんに次々に浴びせていました。大変活発なやり取りが続き、予定時間を上回るほどでした。 | オオカミ専門家 日:丸山直樹氏 一般社団法人日本オオカミ協会会長、東京農工大学名誉教授、専門は自然保護文化論、野生動物保護学。シカの生態、保護、管理を研究するうちに、天敵である野生のオオカミに興味を抱き、1993年に「日本オオカミ協会」を設立、オオカミ復活プロジェクトを開始/編著書『オオカミを放つ』『地球はだれのもの?』『オオカミが日本を救う!』など。 米:デイビド・ミッチ氏 学術博士、オオカミの生態、保護の世界的権威、米国地理学研究所上席研究員、国際自然保 護連合オオカミ専門家会議議長、ミネソタ大学生物学科教授、インターナショナルウルフセンター理事/研究論文・著書多数、北極オオカミの生態などBBCの映像番組で日本人にもおなじみ。 独:マーカス・バーテン氏 ドイツ自然・生物多様性保護連合(NABU)政策担当幹事、オオカミ保護管理に関する調査研究、普及啓発活動に専念。 *NABU:一世紀余の歴史を持つドイツ最大の 自然保護団体、1899年設立、会員数45万人
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今回のシンポ開催に当たっては当社のお客様である株式会社ウニクス、そして公益財団法人サイサン環境保全基金からの多大なご支援を頂きました。心より感謝し御礼申し上げます。 |
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