平成29年度 埼玉県建設業協会 技術発表会
工事難易度が高い敷地の克服 ~柔軟な発想と実行力~
11月28日(火)大宮ソニックシティにて、埼玉県建設業協会が主催する平成29年度技術発表会が開催されました。多くの応募の中から13社の建築や土木の企業が選抜され、実際に行われた施工事例を発表。当社は「工事難易度が高い敷地の克服 ~柔軟な発想と実行力~」というテーマで、総合ケアセンター若葉ゆめの園新築工事の事例を発表しました。 この工事は閉校した小学校の建物を解体し、総合ケアセンターを新築するという大掛かりなプロジェクト。現場の敷地は複雑な形状なうえ、高低差は最大で7.4m、周囲は住宅街で現場入口は狭く、大型車両が入ることが不可能という難しい施工環境でのスタートでした。どのように工夫するか着工前の準備の段階から、現場スタッフや協力会社、営業など皆で協議を重ねアイデアを出し合いました。 現場入口は4mから10mに拡張し、車両通行の動線を確保。元からあった樹木や草花は植栽業者の管理の下で保存して工事終了時には元通りにしました。また高低差のある敷地の為、高台に重機を移動させる際には、解体した建物のガラ(残骸)を利用したスロープで高低差を解消し工事の効率化に繋げるなど、様々な工夫を凝らし完成に至りました。 | 今回のテーマの現場となった若葉ゆめの園
表彰状を頂きました
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この工事を担当し、当日発表した島﨑所長は、「想像しづらい特殊な形の敷地を、関係者皆が苦労し、知識と実力を発揮して無事に完成させた時の喜びは大きいものでした。皆がやりがいを感じ、責任を全うし笑い合えた現場でした。」と工事当時を振り返っています。 このような技術発表会で、技術を駆使した事例を共有することで建設業界全体の質の向上にも繋がります。当社も今回の技術発表会での学びを今後の技術の継承、向上に活かしてまいります。
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