埼玉県建設業協会の技術発表会で当社の施工事例を発表しました

平成30年度 埼玉県建設業協会 技術発表会

 鉄骨立体トラス屋根を用いた体育館の施工

11月22日(木)大宮ソニックシティにて、埼玉県建設業協会が主催する平成30年度技術発表会が開催されました。

多くの応募の中から14社の建築や土木の企業が選抜され、実際に行われた施工事例を発表。当社は「鉄骨立体トラス屋根を用いた体育館の施工」というテーマで、(仮称)日本医療科学大学体育館棟及び学生会館棟新築工事の事例を発表しました。

この工事では、学校のシンボルとなるような優れたデザイン性や、大空間のアリーナを持つ体育館の建築を求められていました。施工環境においても、敷地が狭く作業スペースの確保が難しい点、また通常通りに授業や学校行事が行われていたうえ、既存の建物が同敷地内に存在するなどの制限がありました。

大空間を形成する為に、天井は「鉄骨立体トラス※1」を採用。「鉄骨立体トラス」はネジが1㎜ずれるだけで成立しなくなってしまうので、測量工を常駐させ躯体精度を確保。CADを用いて打ち合わせを行うなど工夫をしました。また30か所に及ぶ支点ボール※2を受ける為、各々の支点ボールの高さに合わせ全面棚足場を設置。この足場は作業環境の安全確保にも繋がりました。

狭小地の作業スペースの問題においても、一部外部足場を組み換えることで車路を確保し、25tクレーンの配置も実現しました。また隣地の駐車場を借用したことにより、地組ヤードも確保することが出来ました。

 

0-683外観西面

今回のテーマの現場となった

日本医療科学大学体育館

 

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表彰状を頂きました 

 

技術発表し、この工事を担当した和田さんは、「三次元での納め方を関係者皆が思い描け、正確に具現化された時の達成感は大変大きいものでした。“超カッコイイ”建物ができたと思います。」と施工当時を振り返っています。

技術を駆使した事例を共有するこの技術発表会は、建設業界全体の質の向上にも繋がります。当社も今回の技術発表会での学びを今後の技術の継承、向上に活かしてまいります。

 

※1 三角錐や四角錐のように立体的に三角形を組んだ構造。

※2 軸となるパイプを結合する部分。

 

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