第１１回 黒澤信子さん（株式会社セーフテイユニオン）
買い物客が頻繁に行き来するウニクス上里の敷地内の一角、改修工事に伴い工事機械や資材・機材を運ぶ職人と、施設を利用する方々との接触事故が起きやすい工事現場で、その女性はテキパキと安全に誘導し、「こちらをお通り下さい」「お子さんのお手を取りましょう」「お母さん、ゆっくりで結構ですよ」と声を掛け、お年寄り、小さい子供たちに安心感を与えていました。彼女がいる所は、ともすると緊張感が走る殺伐とした工事現場も温かいそよ風が吹いていました。
その女性（ヒト）は、㈱セーフテイユニオンの黒澤信子さん。この業界一筋20年、2級交通誘導警備士の資格を持ち、その道のプロフェッショナル。当社の現場ではウニクス秩父に続いて2現場目。「このようなショッピングセンターなど買い物客が多く往来する中で、実行される建設現場では、黒澤さんの安心な誘導は頼りになる。」と加藤所長を初め当社スタッフの信頼は厚い。
黒澤さんは、高校を卒業し都内の山崎製パン工場に就職するも、職場の近所で見かけた工事現場でトラックや通行人を気持ちよく誘導していた女性警備員に憧れるようになり、思い切って転職。以来警備会社は変わるものの警備業界一筋の人生を歩み続け、誇りにしている。
「憧れのその人を越えられましたか？」の質問に「まだまだです。」と謙遜、男性技術者が多い建設現場の中で、黒澤さんを慕う後輩は多い。毎日ストレッチは欠かさず大事な健康体を維持している。「オフは、何と言っても福山雅治」と、これまた筋金入りのファン歴で、語った時はちょっと照れて耳たぶを赤くして笑顔で答えてくれました。暑い日、寒い日、雨風雪と、自然に翻弄される建設現場で立ち続け、皆の安全を守る黒澤さん。お体を大切に頑張ってください。応援しています！
